あぶれたおまけ

特にオチはありません(汗)

ラインナップ

ゆっきー優秀伝説* *空間認識力と男脳

ゆっきーのママになろう!* *パパの親バカ伝説

客センオペレーターの証言とカレンダー伝説

キャビンクルー女子の赤裸々な日常(朝永明さま:作)

ハロウィン妄想



*キャビン・クルーのお姉様方が語る、ゆっきー優秀伝説

 
「ね、知ってる? ゆっきーって、大学時代に気象予報士取ってるんだって」

「あ、それビミョーに違うよ」

「え、そうなの?」

「ゆっきーが気象予報士取ったの、高校生の時だよ。本人に聞いたから確かだよ」

「…すご…」

「ちなみに、普通は養成所に入ってから取る国家資格も、あらかじめ取れるものはもう、入社試験の時に持ってたらしい」

「可愛い顔してやるねえ」

「顔良いわ、頭良いわ、仕事できるわ、性格良いわ…って、欠点無しか?」

「や、ある」

「え、ナニナニ? どんなとこ?」

「ちっさいから上のものが取れない」

「そんなのどうでもいいよ。ゆっきーならベテランキャプテンだって踏み台になってくれるさ」

「それ、言えてる」

「あ、もうひとつある」

「今度はなによ」

「ちっさくて壁ドンできない」

「壁ドンだったら来栖キャプテンにされたい〜」

「え〜、私、都築チーパーがいい〜」

「そんなの誰だって思うわよ」

「や、ゆっきーだったら、壁ドンしたいかも」

「…それ、ちょっとわかるかも」

「ちょっと上目遣いの涙目で怯えたりしてね〜」

「やーん、苛めてみたい〜」

「あ。ちっこい以外にあった」

「なになに?」

「ゆっきー、意外と無趣味なんだよ」

「え。そうなんだ」

「身体動かすっていったら健康と体力維持のためにひたすら走る。本を読むって言ったら仕事関係ばっかり。音楽は聴くけど、好きなジャンルなし。映画も見るけど行き当たりばったり」

「いいの、アイドルだから」

「どういうオチよ、それ」


後日。

「雪哉、お前ってキャビンクルーが選ぶ、壁ドンしたい男ナンバーワンだって?」

「え? 僕に壁ドンされたいって?」

「なに聞いてんだよ。されたいじゃなくて、『したい』…だ」

「…新手のセクハラだな、それは…」



*空間認識力と男脳。


「ゆっきーの空間認識力って凄いんだってね」

「ああ、キャプテンたちそれよく言ってるね」

「でもさ、私、本で読んだんだけど、空間認識力って究極の『男脳』の能力らしくて、空間認識力が高い人って男性らしくて、声が低いとか体毛濃いとかの特徴があるって話なんだわ」

「ゆっきー、かなり男前だよ?」

「あ、それわかる。さり気なくレディファーストとか、庇ってくれたりとかしてくれるよね」

「それにステイ先でお茶しても、こっちが誘ったのに、当たり前みたいにチェック済ませちゃうんだよ」

「あ、私も奢って貰っちゃったことあるー」

「でも、男前以上に女子力高いよ」

「…それも言えてる」

「ってか、ゆっきーの声、低くないじゃん」

「だよね。見かけに合った可愛い声してるよね」

「魅惑のバリトンヴォイスはやっぱり来栖キャプテンだよ」

「あの声で『今夜空いてる?』とか囁かれてみたい〜」

「ムリムリ。キャプテン、空が恋人だから」

「えー、ストイックでがっついてないとこがいいんじゃん」

「…でもさ、ゆっきー、もしかして毛深いんだろうか…」

「えー、それ絶対ヤダ」

「あ、心配要らないって、ゆっきーって手も足も身体もツルツルすべすべだから」

「…ちょっと、聞き捨てならないんだけど、それ」

「そうよ。どこで見たわけ?」

「へへっ、ステイ先のプールでね」

「えっ? ゆっきー、泳ぐんだ?」

「や、泳げない」 

「なんだ、そりゃ」

「泳げないって言うから、そりゃシップが着水したとき困るじゃんって話になって、私、インストラクター資格持ってるって言ったら、教えてってことなったんだ」

「えー! なによ、その羨ましい展開は〜」

「でしょ〜? でさ、これはもうこの機会に一気に距離を縮めて…って思ったんだけどさー…」

「なに?」

「ゆっきー、マジでカナヅチでさ。水に顔漬けるところから始めなきゃで、もう、可愛いったらなくて、気分はお母さんだよ〜」

「…目に浮かんだ」

「ってか、着水とかしたくないし」

「だよね…」

             というわけで、このおまけは続編への前振りでした。




*ゆっきーのママになろう!



「ね、よく考えたら来栖キャプテンってまだ独身よね?」

「戸籍上はね」

「実体は謎だけどさ」

「ま、そこは置いといて、もしかして来栖キャプテンと結婚したら、ゆっきーのママになれちゃうってこと?」

「…ホントだ…」

「一度に2人、手に入る〜」

「美味しすぎ〜!」

「『雪哉くんのママになりたい』なんて逆プロポーズ有り?」  

「いいねえ〜、それ」

「ま、あくまでも『本当に戸籍通りの関係』ならね」

「…結局振り出しに戻ってるじゃん」

「…だね」

「実際どうなんだろ?」

「どっちでもいいや。来栖キャプテンとゆっきーならさ」

「…さらに振り出しに戻ってるよ…」




*パパの親バカ伝説



「来栖キャプテンにさ〜、ゆっきーと一緒に暮らしてみてどうですか?って聞いたらさ」

「うんうん」

「冷蔵庫の景色が変わったって」

「なんだそりゃ」

「開けたら今まで見ることがなかった、チョコプリンとかチョコケーキとかエクレアとか入ってるんだって」

「ゆっきー、チョコ好きだもんね」

「キャプテンもせっせと買ってきてるんじゃない?」

「そうそう、絶対そうよ」

「それにね、ゆっきー、操縦は天才的なのに、家の中では結構ドジっ子なんだって」

「うそ。」

「転けたり落としたりひっくり返したりするだって」

「いやん、可愛い〜。でもキャプテンは何て?」

「そんなとこも可愛いって」

「親バカだね〜」

「どれくらい可愛いですかって聞いたらさ」

「うんうん」

「膝に乗っけてご飯食べさせたいくらい可愛いって」

「……簡単に想像出来た私って、もしかして腐ってる…?」

「……や、大丈夫、私も目に浮かんだ…」

「ところでさ、来栖キャプテンって呼んでるけど、ゆっきーもキャプテンになっちゃったらどうするんだろ?」

「そりゃ、パパキャプテンとちびキャプテンだろ」

「…やば…ウケる〜」




*客センオペレーターの証言とカレンダー伝説


「客セン(お客様センター)のオペレーターに友達いるんだけどさ」

「うん」

「最近、パイロットの問い合わせ増えてるんだって」

「え、なんで? ランディング荒いヤツがいるとか?」

「じゃなくて、今日の何時発の何便に乗ってた可愛い女性副操縦士の名前教えて欲しいって」

「へー、そんな可愛いコ・パイがいるんだ。羽田ベースじゃないよね。今、羽田のチームに女性いないし」

「だよね、福岡と関空にはいるみたいだけど」

「でね、クルーの名前は教えない規則になってるし、そう説明して『ごめんなさい』してるそうなんだけど、あんまり増えてきてるから調べたんだって。誰なんだろうって」

「うんうん、それで?」

「……まだオチに気づかない?」

「…………羽田のカワイコちゃんか」

「あたり」

「ゆっきーに言うなよ、それ。傷つくからさ」

「や、実はもうゆっきーの耳に入ってるんだ」

「えっ、なんで?」

「広報部長がそれ聞きつけて、来年のカレンダーの表紙やってくれないかって、頼みに行ったらしい」

「バカだねー、広報。そんな理由で受けてくれるはずないじゃん」

「だよね」

「まさか受けたの?」

「んな、アホな。ゆっきーもNoだったけど、パパが絶対だめっって」

「来栖キャプテン、親バカ〜」

「じゃあ結局ポシャったんだ?」

「今のところはね」

「どう言うこと?」

「来年は『業務命令』になるかもって」

「うわ。何それ、パワハラ?」

「いや、パワハラってのは、それで不利益を被る場合を言うんだよ。だからこの場合は難しいな。業務命令って言われたらやらざるを得ないかも」

「本人嫌がってんのに?」

「まあ、今までパイロットが表紙になったことないからね」

「だよね。毎年キャビンクルーだよね」

「小野CPとか岡林CPとかノンノンCPとか、みんな入社2年目に表紙になってるんだよ」

「あ、男性で唯一表紙になった人いるじゃん」

「もしかして…」

「そう。お察しの通り都築さんだよ。確か26歳くらいの時でね、その年のカレンダー、増刷だったって伝説になってるし、顧客から『今年は現役クルーではなくて芸能人にモデルを頼んだのか』って問い合わせが来たくらいだったって。その後も何回か企画には上がったみたいなんだけど、カレンダーの所為でストーカーが激増しちゃったもんだから、『都築は表に出すな』って上からお達しがあったみたい」

「何もかも納得出来るところがコワい…」

「男性クルー生え抜き一期生の岡田くんあたりも、そろそろ表紙の話ってありそうじゃない?」

「言えてるね〜。あの子可愛いもん」

「でも、実は彼、ゆっきー狙ってたって噂が…」

「うそ〜! 都築教官狙いじゃなかったんだ?!」

「いやいや、ゆっきーは岡田くんのこと、弟みたいに可愛がってるじゃん。それを良いことに、結構ベタベタひっついてたからねえ」

「…そう言えば、じゃれてゆっきーの身体を抱き込んでるの、見たことある…」

「だろ? 可愛い顔して意外と肉食系かもよ? 彼は」

「でも、ゆっきーには最愛のパパが出来ちゃったもんね」

「そういうこと」

「そうそう、今まで3回も表紙になったクルーいるの知ってる?」

「え、誰?」

「うっしーの奥さん。そりゃあ素敵な人だったもの」

「あ〜、それも納得」

「うっしーと言えばさ、うっしーとか来栖キャプテンとか杉野キャプテンとかって、実はカレンダーに載ったことあるんだよ」

「え、マジですか?」

「うん、コックピットの写真で、後ろ斜めショットとか。コ・パイの頃だったって」

「あの辺り、イケメン組だもん、それわかるよ」

「でも、さすがに表紙にはならなかったわけよ」

「来栖キャプテンならいけたのに〜」

「だよね」

「で、ついにゆっきーがパイロット初の表紙って?」

「広報はそれ狙ってるみたいだけどね」

「でも現役コ・パイだとは思われないんじゃない?」

「都築チーパーの時みたいに『アイドル?』って言われちゃいそうだよね」

「ま、実際ジャスカのアイドルには違いないけどさ」

「…いっそのことパイロットスーツじゃなくて、キャビンクルーの制服とか…どうかな?」

「え、なに、そのアブナイ妄想は…」

「や、実はゆっきーってさ、入社一年目の地上職が国際線ターミナルのグランドスタッフだったのよ」

「それほんと?」

「男子で、しかもパイ訓の地上職がグランドって珍しいね」

「普通は整備とか搭載とか、そうじゃなかったら運航とかだよね?」

「営業に行く人も結構いるよ」

「うん。確かに珍しいよね。でさ、グランドの制服ってキャビンのによく似てるじゃない?」

「うんうん」

「私、グランドに友達いてね、その頃の写真見せてもらったことあるんだけど、ゆっきーのグランドの制服姿って、鼻血吹きそうなほど可愛いのよ。あ、いくらなんでもスカートじゃないけどね」

「そりゃそうだろ」

「…私も見たい、それ」

「もしかして、制服着せるためにグランドにした…なんてね」

「あり得ないけどあっても不思議じゃない気がする…」

「でも、ゆっきーのあの可愛さだったら、キャビンクルーでも才能発揮しちゃいそうだよね」

「…それがさ、ゆっきーって結構転ぶんだって」 

「え、なにそれ」

「しょっちゅう躓いて、そのたびに『色んなタイプのお客様』に抱きかかえてもらってたらしい。で、ある意味『国際線ターミナルの名物』だったって」

「ゆっきー、足悪いの?」

「そりゃないよ。パイロットの身体能力検査、めっちゃ厳しいもん」

「じゃあ、なんで?」

「親友の藤ぴーは『単に鈍くさいだけ』って笑ってたけど」

「でも、それじゃあキャビンクルーは厳しいなあ」

「だろ?」

「パイロットって、座ったまんまだもんねえ」

「まさに天職」

「で、なんの話だったっけ?」

「ゆっきーが可愛いって話」

「結局転がりつく先はそれだな」


 


*キャビンクルー女子の赤裸々な日常 by めいちゃん

「昨日の合コン、どうだった〜?」

「あっちは公務員(商社・医療系)だったっけ?」

「あーっ、行きたかったのに、帰りの飛行機間に合わなかったヤツ!」

「…行かなくて正解」

「「「え、何があったの?」」」

「それがねー、まぁ『機内アナウンスをやってみて』までは許容範囲だったんだけど

さ〜、『有名人から連絡先もらったりしてるんでしょ。誰から貰ったことあるの?』とか真顔で聞くわけよ」

「お客様の個人情報晒すか、ボケ!」

「でしょ〜。医療系から出た話でさー」

「うわーさいあくー」

「あり得ない低レベルね」

「そうそう、『俺たちレベルの給料ならスッチーもOKしてくれるって、だから今日来たんでしょ?』なんて、ぬかす輩もいたわね」

「は、そいつ何様のつもり?」

「そのボンボンさー、実家暮らしで稼ぎは全部外食代ですって」

「それでいて『俺レベルの給料』?」

「おまけに〜」

「まだあるの!?」

「俺だけのキャビンアテンドになってくれ、ですって」

「あー」

「え〜」

「…要するに、たかが知れてる上にウチらの仕事は理解してないってコトね」

「で、そういうやつらに限って『スッチーと合コンしたら運気が上がるって聞いたことあるんだけど、本当に?』とか、いけしゃあしゃあと言うのよ」

「知るか!!!」

「ホント、私たちとちょっと一緒にいただけで運気上がるっていうならさ〜」

「私らみんなパラダイスにいなきゃおかしいでしょ」

「つーか、スッチーって。その人何歳?」

「武士の情けで訊かないでおきました」

「いや、そこは叩いておくべきじゃない?」

「そういや、こんなことも言われたなあ。『海外の空港毎に恋人いるって本当?』って」

「「「何の都市伝説?」」」

「大航海時代の船乗り、あたりじゃない?」

「…や、都築チーパーならありそうだけど…」


〜〜15分経過〜〜


「逃した魚は大きいて言うけどさ…」

「小さい、つか魚に失礼なワケですよ」

「成程。やっぱ女子の仕事に対して理解のある男は存在しないのかもね」

「ソレが原因で離婚してる夫婦、多いもんね」

「いやいや、都築さんとかなら全然OKでしょ」

「都築教官がそん所そこらに転がってないから問題なのよ」

「は〜い私、来栖キャプテンで」

「だから転がってないって」

「だったら藤木クン?」

「売約済みだし」

「オーリック機長は?」

「ソコはまだ不明」

「じゃあ香平くん」

「彼は…永遠の弟?」

「え〜、じゃあゆっきー?」

「「「それは止めた方がいいっ」」」

「な、なんで?」

「よ〜く、考えてみ?」

「確かにめっちゃ優しいし、これでもかってくらい仕事に理解はあると思うけど」

「自分よりすっぴん可愛いオトコの横で眠れる?」

「ゴメンナサイっ! 私が悪かった!!」

「あー、男は捨てて。飲みに行く?」

「私、明日ロンドンだからムリ」

「じゃあケーキバイキングで」

「え、今から入れるトコ、あるの?」

「お姉さんの人脈、舐めんなよ。まっかせなさーい!」

「「「きゃ〜、お姉さまおステキv」」」


                    めいちゃん、ありがとうございました〜!


*ハロウィン妄想



「ハロウィンフライト?」

「そう、結局プランがとっちらかっちゃって纏まらなかったらしくてね、来年に持ち越しになったらしいんだけど」

「どんなことするんです?」

「機内食にカボチャのケーキだすとか、お子ちゃまにお菓子配るとか、そんな感じらしいけど」

「え〜、そんな企画、今までにもたくさんあったじゃないですか。バレンタインとかクリスマスとか」

「だよねえ。ノウハウいっぱいあるんだから簡単そうに見えるのに、何故かポシャったらしい」

「…私、それの真相、ちょっと広報さんから愚痴られたんだけど…」

「え、なんか裏話あるんだ?」

「や、キャビンクルーに仮装させようって話が出てたらしいんだよ」

「うわ、面白そうだけど」

「でもね、緊急時の対応とか、クルーの負担とか…って、客室乗員部長が渋ったらしくてさ」

「ああ、でもそれもわかるなあ」

「平和なフライトなら良いですけど、なんかトラブルあったとき、困りますよね」

「そう。そうなんだけどね、通常のクルーの他に、仮装専用のクルーを投入すれば問題ないんじゃないかって話になったらしいんだけど、その案がもうギリギリのところで出たらしくて、結局今年は間に合わなかったって話」

「じゃあ、来年はアリの可能性大ってわけですか?」

「らしいよ?」

「うわ、じゃあ今からリクエスト考えようかなあ」

「あ、いいね、それ。やっぱり中原CPとか岡田くんあたりに期待だよね」

「え〜、私はゆっきーの『カボチャの王子様』とか見てみたいです〜」

「なにそれ?」

「オレンジ色のカボチャパンツとか似合いそうじゃないですか、ゆっきー」

「「「「……」」」 ←一同激しく妄想中。

「…可愛すぎてダメかも…」

「ってか、ゆっきー、パイロットなんだけど」

「あ、そうか。コックピットで仮装してても喜ぶのはキャプテンだけか」

「杉野キャプテンとか、絶対一緒に乗せちゃダメだよね」

「や、そこは来栖キャプテンが横取りするとか」

「何言ってんの、パパ・キャプテンなら、わざわざコックピットでさせなくても家でさせりゃ良いって話じゃん」

「「「「……」」」 ←一同激しく妄想中。

「…だめだ。明日来栖キャプテンのシップなんだけど、キャビン・ブリーフィングでニヤニヤしちゃうよ、私…」

「……そう言えば、半月くらい前にゆっきーがこめかみに小さなアザ作ってたの知ってる?」

「え、知らないよ?」

「あ、私知ってます! 『怪我?』って岡林CPが聞いたら、『や、何でもないです』って妙に慌てて、『ちょっと家でぶつけただけです』って、なんだか不審な感じだったんですよ。 だから岡林CP、『まさか来栖キャプテンに限ってDVってことはないはずだし…』って心配してました」

「……そうか、それか」

「え、なに?」

「なんですか? 心当たりあるんですか?」

「や、都築教官がさ、ゆっきーに『ちゃんと、見えるところにつけちゃダメって言わなきゃ』って言ってるのを聞いちゃってさ、何のことかなあって思ってたんだよ…」

「…ええと、け、結局、な、なんですか?」

「……キスマークじゃね?」

「「「「……」」」 ←一同激しく妄想中。

「…ちょっと、鼻血出てるよ…」

一応おしまい。



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