no title

夜が 闇が 深くなってゆく
僕の寂しさと シンクロするように
失うものが また増えた
どんな言葉も
どんな眼差しも
僕をすり抜けてゆく
痛みさえも残さずに

声が 熱が 高まってゆく
僕の想いと 重なるように
かなしい音楽が胸をかすめた
笛の音が 聞こえた気がした
どんな昨日も
今日という日が塗り替えてゆく
傷跡さえも 

また夢を見れるほどに 強くなろう
揺るがない怖さに負けぬほどの
強さをまた 僕に
そしたら君を連れてゆけるだろう
いつか話した かの地へ

季節が移ろうことを
こんなにも切なく感じるのは初めてだ
冷たい空気が僕を包み
纏わりつく 草の香りに 目を閉じた

どこか懐かしい弦の響きに はっとする
かき抱くように 手にしたはずの君の身体
思い出せなくて 自嘲したくなる
軽やかなのは リズムだけじゃなかった
ふわりと流れて飛んでいってしまった
舞い上がるように そっと あの空に




suchさまからいただきました☆
君愛2〜Op.1での葵と悟のすれ違いの頃のイメージですv
切ないです…。ゆっくりじっくりお召し上がり下さい〜。

suchさま、ありがとうございました!

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