『君の愛を奏でて』連載終了に際して、あれやこれやを語ります!
新作情報付きv
2015.5.23
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あれは2000年の初め頃だったと思います。 たまたま立ち寄った、初めての本屋さん(ローカルですみませんが、地下鉄松ヶ崎駅のTSUTAYAです/笑)で、たまたま手に取った薄い文庫本が、私の運命を決めました。 そう。あの、タクミくんシリーズだったのです。 実はそれまで、BLという分野をまったく知らなくて、そう言えば高校時代に友人たちが『きゃあきゃあ』喜んでいた同人誌が、思い起こせば『それ』だったような気がするんですが。 というわけで、『大人になってから罹った麻疹は怖い』というヤツで、どっぷりハマってしまった私は、読むだけで飽き足らずについに書き始めてしまったわけです。 内容が『音楽・オーケストラもの』になったのは、私が生きている世界だったので、色々と調べる必要がなかったからです(笑) と、同時に、当時はNETが普及し始めた頃で、HPで自作小説を公開する方が増えてきたところで、私はそれにもハマりまして、今に至るというわけです。 当時のリンク先様は随分やめられてしまって、寂しい限りですが…。 で、実は、私の物書きの原動力というのは、『こんな話が読みたいんだけど、見つからない!』というところにありまして、それなら自分で妄想して書いてしまえというわけです。 みなさまは、それに巻き込まれただけというわけですね(笑) 申し訳ありません(^^ゞ いや、よくぞ巻き込まれて下さいました(*^m^*) というわけで、2000年の9月に、君愛が始まりました。 当初のプロットから、渉くんが卒業するところまではあったんですが、まさか15年もかかるとは思ってもいませんでした。 しかもこんなに長い話になるとは…。 プロット自体は、400字詰めの原稿用紙で3枚くらいしかないんです。 それが、何千枚という長さにもなるなんて、どんだけ妄想したんだって感じです(笑) さて、君の愛を奏でては、葵のお話です。 君愛3も、主人公は渉でしたが、結局葵たちがその後どう生きたのかということを補完する意味もあり、最後の最後は葵と悟のお話で終わらせていただきました。 取りこぼし分の番外はまたUPさせていただくとして、今後のお話は、外伝という形でひとつ妄想しています。 タイトルは今のところ、『柔らかな時の流れにつつまれて』という感じで予定しています。 多分、お察しいただいているかと思いますが、君愛3の最終回で出てきました、『桐生斐(あやる)』くんが主人公です。 彼が誰の子か…も、多分、『幸せな夢』でバレるのではと思っていますが、その辺りも含めて、いずれの日にかお目にかけます外伝をお楽しみにしていただければと思います。 さて。 来週水曜日の更新はお休みさせていただいて、1週間後の土曜日から、新連載をはじめさせて頂こうと思っています。 ワタクシの『制服萌え炸裂!』なお話です。 実を言いますと、このお話も私の欲求不満から誕生しました。 随分前の作品なんですが、某有名BL作家さんの作品に、エアライン物の三部作がありまして、それが大好きだったんですが、引越の際に手放してしまいました。 が、電子書籍で再会しまして(^^ゞ 再読したらまたハマり(笑)、他にエアラインものないかなあと物色したところ、とても評価の高いシリーズ物を見つけました! スピンオフを併せると全部で5巻もあるのです! 当然ウハウハと飛びついたのですが…。 残念ながら萌えられませんでした。 非常に完成度の高い作品で、エアラインの設定とか航空機関係の細かい描写とか、登場人物の心の動きとか、本当に凄い作品だったんですが、主人公が好きになれなかったのと、もの凄くイジワルな人たちが結構出てきて、幸せに読めなかったんです(笑) 何しろ、全3巻の本編で、『アンタは何回酔っ払ってぶちまけてんだ!』ってくらい酒乱の主人公や、嘘をついて他人を貶めて追い詰める人とか、読んでて心がすさみまして…(^_^;) というわけで、私が私の萌え魂のために、とっても出来の良い子を主役に据えて書いてしまったのが、新作『I Have!』です。 まあ、当サイトのお約束ではありますが、Happyなお話になりましたので、お付き合い頂けますと嬉しいです。 心をすさませる人はでてきませんが、愉快な変人やデバガメだらけのエアラインです(笑) あ。エアライン物ですから、『教官』はゴロゴロ出てきますが、『ドジでのろまなカメ』は出てきません(爆) ←って、このネタわかる人、どれくらいいるのかなあ…。歳、バレる? (注:『ドジでのろまなカメ』で検索したら、出てきましたよ!) そんなわけでして、これからも桃の国をどうぞよろしくお願い申し上げます。 最後に、新作の予告をチラッとご紹介させていただきます。 ☆ .。.:*・゜ 「お疲れさまでした。路線初日の訓練生をお連れになるのは大変でしたでしょう?」 『やられた』という言葉を額面通りに受け取れば、やはり相当に大変だったのではと推察される。 自分も初めて運航便に乗った時にはかなり緊張したが、同期や先輩後輩たちの話を聞いても、緊張で声が掠れたとかうわずったとか、手が震えてスイッチが入れられなかったとか、果ては声が出なくてコールが出来なかったなどという危ない話まで飛び出してくるくらいだ。 ただ、訓練生を乗せる場合には必ず正規の副操縦士もコックピットに入るので、万一の場合にも操縦に関しての危険はまったくないのだが。 ☆ .。.:*・゜ 『I Have!』 5月30日から連載開始です! |
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