おまけ
智クンの夢
高校2年生の智クンが、クリスマスパーティの夜に見た夢は…?
![]() どこに迷い込んだのか…。 俺は薄暗い部屋にいた。 グルッと辺りを見回しみれば、部屋の隅にはたくさんの飾りがイルミネーションに輝く大きなクリスマスツリーがある。 そしてその横には大きなソファーがあって…。 そこだけ切り取られたように、ぼんやりと浮かんで…。 え?ソファーから足…? 大きなグリーンのソファーからすらりと伸びているのは白い足…だ。 赤いサンダルに白いフワフワがついているのは、クリスマスだからなんだろうか? 少し、サンタクロースっぽい…。 少し視線をあげると、足の白さを引き立てるように深紅のリボンがまとわりついていて…。 「智…」 呼ばれて俺は視線をあげた。 「な、直?」 白い肌に深紅のリボンを纏って、大きなクマのぬいぐるみを抱えているのは…直だった。 華奢な身体を隠すのは、クマだけで…。 「直…。ど、して…」 声が掠れて上手くでてこない…。 「智…こっち、来て…」 柔らかく微笑んで、直は言葉だけで俺を呼ぶ。 俺は、返す言葉もなく、その声にひかれるように、ふらふらと歩み出す。 俺の目は直に張り付いてしまったように動かない。いや、動かせない。 漸く直の前にやってきた俺は、思わず直に手を差し伸べた。 「直…」 「と、も…」 直は俺の名を甘く呟いて、また微笑んだ。 その瞬間、俺の中で何かが弾ける音がした。 「なお…っ!」 ソファーに押しつけるようにして、その身体を抱きしめる。 俺たちの間で潰れているクマをポンッと放って、更にきつく抱きしめる。 「とも…」 喘ぐように吐き出された俺の名前。 「なお…なお、好きだ…大好きだ…」 俺は、言えずにしまい込んできた言葉を遠慮なく直の耳に埋め込んでいく。 そしてさらさらの肌にリボンだけを纏った直の身体は、ほんのりと上気して俺の腕に温かさを伝えてくる。 「とも…。リボン解いて…」 「なお…」 「リボンを解いて、俺を智のものにして…」 …頭の中が真っ白になった…。 驚いて次の言葉がでてこない俺の手を取り、直はまた言う。 「これが俺のプレゼントだから…」 「な、お…」 それからの俺は、理性もへったくれもすべて彼方へ飛ばしてしまい、夢中で直の身体を貪った。 俺の手で直は簡単に煽られて息を乱す。 何度も何度も高みへ追い立てると、ついに直の口から弱音が漏れた。 「とも…はや…く…っ」 「早く…?何?なお…」 その口から、俺が欲しいと言わせたくて、とっくに限界を超えている自分自身をも騙しつつ、俺は更に直を追いつめた。 「いじわ、る、しない…で…」 …やば…。 熱い吐息混じりにそう言われ、直の目尻からポロッと涙が落ちたのをみて、俺こそがもう、これ以上の我慢がきかないことを悟る。 だからもう…。 「なお…愛してる…」 俺はそう言いながら、直の熱い体に入った。 「ん…、あぁ…っ」 いつもの直より少し高い声で上がったその声は、それだけでも俺を天国に連れていってしまいそうなほど、甘くて…艶めいて…。 そして、幾度か強く突き上げただけで、俺たちは一緒に高みから…飛んだ…。 「とも…」 荒い息がおさまり駆けた頃、直がそっと俺の背中に手をまわした。 その手には、はらりと落ちていたあのリボンが握られていて…。 そして、直は、俺と自分を深紅のリボンをキュッと結びつけた。 「智…。こうして2人、いつまでも一緒にいよう…」 俺は、その言葉に、もう死んでもいい…と、目を閉じた。 |
END |
はい、おまけでした(笑)
だってね、ペ○さまが『もっと』ってv みなさま、ペ○さまに『感謝』です(爆)