春日 香さまからいただきましたv

オリジナルSSです。




秋吉 啓 殿




拝啓、お元気でしょうか?

俺は元気でやってます。

えーと、こんな形で手紙をだすなんて思わなかったから、何を書けば良いのか

突然手紙をもらってとても驚かせてしまっているかもしれないですね。

ただ、どうしても貴方に伝え忘れた事を知っていて欲しいと思って

手紙を書いてるのは、ただ…俺の自己満足です。

叶うなら開かれる前に捨てられず読んでくれる事を願って今この手紙を書いています。

読み終わったら…いや、全てを読まなくても良いです。

せっかく平穏に過ごす事が出来るようになってたのに辛かった事思い出させるけど

この名前を見るだけでも貴方の負担になる事は分っているから

だから、この手紙が貴方の元へ届くだけで俺は満足だと思うから、本音は、ちゃんと読んで欲しいけど

だから貴方とっては辛いかも知れないけど、出来れば…気まぐれで良いです。

よかったら最後まで読んで下さい。

はは、なんかすごい矛盾だらけ、勝手だよな

最後まで我侭で貴方を振り回してあんな結果しか出せなかったのに、またこんな我侭を言って

だけど、だけどさ…これから言うことはホントだから

我侭いっぱい言ったけど、今から書くことは俺の中の『唯一の真実』だから

―――今更、かも知れないけど

ホントのホントの心だから

信じて欲しいけど、信じてとは言えない事をしたから

知ってて、この真実だけ、知っててくれたらそれて良いから…これも我侭かな?






啓をスキニなってヨカッタ

ずっと、ずっと、スキだった

『啓が俺の存在を知るよりもずっと前から…

知らなかったでしょ?

当然だよ、一度も云ったコトなかったんだから』



啓のコトだけスキでイタカッタ

『見てたんだ、ずっと啓のコトダケ

啓が俺に気づくずっと前から…』



ずっと、なんて言葉ほどアヤフヤで

永遠、なんて誓いほど脆くて

愛してる、なんて想いほど

憎しみに満ちた想いはないと思う

『怖くて、啓にこの気持ちを否定されたらって

だから言えなかった。臆病なんだ…卑怯者だよ』


けど、俺は啓がスキだった

だれよりも、だれよりも、啓が

ホントにそう思ってたんだ。バカのヒトツオボエミタイニ

わらっちゃうぐらいにね

…ホントわらっちゃうぐらい、そう信じてた

信じたかった。だから、もう



  「サヨナラ」


PS 最後に一言だけ、啓だけ……好でした
END

切ないです〜。
気になる続編はこちらから
春日 香さま、ありがとうございました〜v

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